【株初心者向け】 株式の仕組みとは? 株式を発行するメリットとは?

株の仕組み、メリット

アベノミクスでも有名になった株とは、そもそも何なのでしょうか。

この記事では株式投資を始めたばかりの初心者の方を対象に、株式の仕組みと株式を発行するメリットを紹介します。

当たり前のことを書いていますが、株式投資をする上では基本こそ最重要だと私は考えています。

これまで勉強してきたことの復習がてら読んでいただけますと幸いです。

株とはそもそも何なのか?

株とは、簡単に言うと、不特定多数の人に、自社のビジネスモデルを説明して、多くの人から少しずつお金を集める仕組みのことを言います。

例えば、会社でお世話になった上司が退職するとします。

その時に、上司にちょっと高いけれども、高級な万年筆を贈ろうと考えます。

その時に、自分一人で金額を負担するのはしんどいので、他に賛同してくれそうな同僚や先輩を巻き込んで、お金をカンパしてもらいます。

そして、集めたお金で、高級な万年筆を買い、上司にプレゼントするわけです。

おおざっぱに例えると、株はこの仕組みをビジネスにしているようなものです。

株の正式名称は、「株式」といいます。

私が勤めている会社は株式会社ですし、私たちの身の回りには多くの株式会社が存在しています。

これらの株式会社が作られる時に、「株式」が発行されます。

では、なぜ会社を作る時に、「株式」が発行されるのでしょうか?

株式会社を作る目的とは?

例えば、あなたが画期的な台所用洗剤を発明したとします。

その台所用洗剤を使えば、油汚れは簡単に落ちます。

お肌にも優しい成分なので、手荒れも他の洗剤と比べると全く起きません。

さらに、環境にも配慮されており、そのまま排水しても、全く影響ありません。

どう考えても、販売すれば他の洗剤よりも売れるだろうとあなたは考えます。

しかし、その台所用洗剤を作るには、洗剤を合成する研究所、洗剤を大量生産する工場、そして、そこで働く従業員が必要です。

そうしないと、日本全国、ひいては世界で販売するだけの洗剤を作ることができません。

ざっと、計算して100億円の資金が必要です。ただし、洗剤を販売できれば、その10倍の1,000億円の売上が将来的に見込めます。

ここまで、事業計画が出来ていますが、お金が足りません。

そこで、事業計画をもとに、あなたは有名な洗剤会社やその他の投資ファンドなどを回って、「100億円を出してくれないか、儲かったら一部を還元する」と約束したうえで、お願いをします。

ところが、100億円という莫大な金額をおいそれと出資することは難しい、との返答ばかりです。

実績もない会社に、100億円を出すのはリスクが大きすぎるとの指摘も受けました。

いくら素晴らしい事業計画があっても、なかなか100億円のお金は出してくれないものです。

株式会社を作るメリットとは?


なかなか100億の出資先が見つからなく、困ったあなたを救うのが「株式会社」という仕組みです。

これにより、資金調達が比較的簡単になります。

具体的には、一人ではなく、不特定多数の人に、自分の事業計画を説明して、出資に納得してもらい、少しずつお金を集めるのです。

例えば、100億円は難しくても、100万円ならいかがでしょうか。

100万円であれば、将来性のある台所用洗剤ビジネスに出資したいと言う人も出てくるのではないでしょうか。

特に、台所用洗剤に悩んでいる主婦層からは絶大な支持を受けるかもしれません。

一人から100億円が難しくても、1万人から100万円を集めれば、100億円を集めることができます。

この時、この台所用洗剤ビジネスという事業にお金を出す人を「出資者(または投資者)」といいます。

そして、株式会社の出資者は、「株主」と言います。

株主は、出資した証拠として、株(株式)を受け取ります。

株は、「一人一人のリスクを小さくして、投資しやすくし、多くの人から少しずつお金を集め、大金を集めるツール」なのです。

そして、株式会社を作るメリットとは、この仕組みを使って、大金を集めることなのです。

まとめ

株は以前は「株券」と呼ばれ、証書という形で株主に渡されていました。

電子化が進んだ現在では、この制度は事実上廃止されており、この株主の権利は、コンピューター上での管理されています。

そこからさらにテクノロジーは進み、今ではスマートフォンで株式取引ができる時代になったのはご存知の通りです。

いやあ、よい時代になりましたね。そんな技術の進歩に感謝しつつ、明日も株式取引を頑張っていきましょう。

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