株を売買できる会社の見分け方は? 実際にどこで株を買えるの?

株を売買できる会社の見分け方は? 実際にどこで株を買えるの?

将来有望そうな株式会社を見つけた! よし、そこに株式投資だ! と思っても、そもそも、投資ができないことは良くあります。

そもそも、株式を売買できる会社とはどういった会社なのか? 実際にどこで株を買えばよいのか?

基本的なところですが、改めて分かりやすく解説してみました。

株式会社の株は全て買えるのか?

株式会社であれば、その株を買えるのではないか?と考えがちです。

しかし、我々個人投資家が購入できる株は、株式市場(東証1部、東証2部など)上場している株式会社のみです。

 

例えば、あなたの住む町に、行列のできるラーメン屋さん「株式会社 つけ麺太郎」があったとします。

このラーメン屋はリーズナブルな値段にも関わらず、ボリュームも多く、こだわりのつけ麺とスープが人気を博しています。

その人気により、店舗数も拡大しており、ついには東京への出店も計画されているという噂が出ています。

これは期待ができる会社だと思ったあなたは、この「株式会社 つけ麺太郎」の株を買おうと思って、証券会社の検索窓で探します。しかし、見つけることができません。

なぜなら、この「株式会社 つけ麺太郎」は証券取引所に株を公開していないからです。

ということで、株式会社という名前がついていても、必ずしも株を買える訳ではありません。

 

もちろん、テレビCM等で良く聞く名前の会社は上場していることが多く、株を買える場合がほとんどですが、その中でも、サントリーやロッテ、小学館などは非公開(上場)企業のため、株を買うことができません。

大体の目安で言うと、国内には100万以上の株式会社があると言われていますが、その中でも公開(上場)している会社は約3500社で、全体の1%未満という限られた数なのです。

株式公開企業か、非公開企業かを見分けるには?

将来有望な企業に投資をしていくためには、その企業が株式を公開(上場)していることが条件です。

それでは、どうやってその企業が株式を公開しているかを調べれば良いのでしょうか。

 

実は調べるのは簡単で、新聞の株価欄に名前があれば公開企業です。

新聞の株価欄には、上場企業の社名や株価が一覧で表示されています。

なお、新聞の株価欄には、紙面のスペースの都合上、正式名称ではなく、証券略称が使われます。例えば、トヨタ自動車であれば、「トヨタ」といった具合にです。

 

証券略称:トヨタ

正式名称:トヨタ自動車

証券コード:7203

 

ここでの証券コードとは、上場している企業に付与される4桁の番号のことで、証券会社に売買注文を出す際に必要なコードです。

証券会社などでその企業の情報を検索する際にも、この証券コードを使うと簡単に企業を見つけることができます。

 

なお、株式公開企業には、業績や経営状況を公開する「ディスクロージャー」が義務づけられています。

投資家が投資判断をするために必要な情報をしっかり開示するように、という投資家保護の意味もあります。

具体的には、事業年度ごとに作成が義務つけられている「有価証券報告書」や決算内容の要点をまとめた「決算短信」、そしてインパクトが大きいニュースを掲載する「プレスリリース」などです。

株式公開をしている会社は、株主や投資家のためにも、企業活動に関して情報を開示する義務があるのです。

実際に株を買える場所とは?

株の売買は、株式市場、つまり、日本に4カ所ある証券取引所で成立することになります。

ただし、この証券取引所に直接電話をして株を購入するのではなく、証券会社を経由して株を売買する決まりとなっています。

例えば、東証1部の株式を購入したいと考えた場合は、東証1部の株式市場を運営している東京証券取引所に買い注文を出すことになり、それを仲介する証券会社(自分が口座開設をしている証券会社)から買い注文を出してもらう必要があります。

同時に、全国各地にある証券会社からその株の売り注文がつながれてきますので、そこで買い注文と売り注文のマッチングが行われ、売買が成立します。

なお、こういった投資家の株式取引方法には、電話、インターネット、店頭がありますが、現在では個人投資家の90%は、ネット取引で株を売買しています。

現在は、その証券会社は全国に260社程度あり、そこから投資家の様々な売買注文が株式市場に集まってくる仕組みとなっており、証券会社と証券取引所は、投資家同士をつなぐ重要な役割を担っていると言えます。

まとめ

ということでまとめると、株式を売買できる会社は株式市場に上場している会社で、株の売買をしたい時は、その株式市場への注文を取り次いでくれる証券会社に行く必要があるということです。

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